ブルーシャーク号と愉快な仲間達⑭

エピソード(6)幻の沈船ダイビング、M夫妻奇跡の生還

それは1/9(水)3本目の「ハラベリレック」という沈船ダイビングでの出来
事だった。ガイドはカズミさんとモッチャンがそれぞれチームを率います。希世
子さんはお休みです。沈船は深さ20m~30mの海底に横たわっているらしい。
エントリーすると海面付近は白濁していて視界が10m以下、方向感覚を失いそ
うになります。辛うじてカズミさんの鳴らすダイビングベルに導かれメインガイ
ドのもとへ、この時同じグループのHさん夫妻、Sさん夫妻、私、ガイドのカズ
ミさんの6人は何とかひとかたまりでいた。ただ一人、同じグループのはずのA
さんがみあたらない。とりあえずカズミさんの指示で潜行、深く行けば行くほど
流れが強くなります。水深24mほどの根にしがみつき流れと戦いながらメイン
ガイド、カズミさんの指示を待ちます。状況は最悪です。流れに翻弄されっぱな
しでダイビングを楽しむどころではないのです。根からかすかに沈没船の船体が
確認できます。けっこう大きい船です。近くにアラン&アニエス、モッチャング
ループのT夫妻、M夫妻の姿も見られますが、モッチャンやガクちゃん、Rさん
の姿は見当たりません。
この時点でガイドのカズミさんはダイビング続行不可能ということで、浮上のサ
インを出します。カズミさん、私、H夫妻、S夫妻の6名は手に手を取り合って
輪になりながら浮上して行きます。浮上速度がちょっと速いように感じられます。
私「ちょっとヤバいんじゃないの?」と思いながらも速度を落そうと試みるが、
私一人の力じゃどうにもならない。「まー 緊急事態だからしょうがないか?」
25m近くまで行ったんだけど十分な安全停止も行えないまま海面へ到着、まも
なくT夫妻も浮上してきました。Sさんの奥さんなどは両手にウエイトベルトを
抱えています。「外れたのかしら?」
ピックアップしに来たドーニにはAさん、ガクちゃん、Rさん、モッチャンの姿
が確認できます。ドーニに上がって話を聞くと、4人はエントリーしたもののあ
まりの状況の悪さに潜行をあきらめ、ドーニに上がって待っていたそうなのです。
賢明な判断だったと思います。
回りを見渡せばアラン&アニエス、M夫妻の姿がみあたりません。アラン&アニ
エスはベテランだから大丈夫だとしてM夫妻が心配です。全員で目を凝らし海面
を見渡し、浮いているダイバーを捜します。時間は刻々と経過して行きます。遠
くで海面からチラチラ出て見える岩がダイバーに見えてしょうがありません。2
0分ほど経過した頃4人のダイバーが15mほど先の海面に浮かんできます。ドー
ニで待っている全員が「あー 良かった!!」と胸をなでおろします。
アラン&アニエスはいつも通り平気な顔で私の前を通って行きますが、M夫妻は
青白い顔をして放心状態です。二人とも手のひらが傷だらけで、薄ら血もにじん
でいます。Mさんの旦那はカズミサンの浮上のサインを見ていたらしい。それで
は何故すぐ浮上してこなかったのか???それは奥さんのSさんに原因があった
のです。この若奥さんかなりのマイペース人間、団体行動ができないタイプの人
かも知れない?
ここから先は私個人の想像です。この時彼女は旦那の「上がろう」というサイン
にも関わらず、「せっかくここまで来てなんで上がらなくちゃならないのよ!!」
てなかんじで、旦那を無視して独りで沈船に向かったのだろう?ここで旦那は嫁
を殴りつけてでも浮上させなければならなかったのです。若くて可愛い嫁に頭が
あがらなくて、こんな緊急事態でも奥さんのわがままに目をつぶらなければなら
なかったのです。二人で何とか沈船にたどり着いたものの流れは強くなるばかり、
錆びれた船体に捉まりながら流れの弱い隅にうずくまっていたのです。両手の怪
我はこの時に負ったものらしい。
それから私と同じオリンパスのデジカメ(オリンパスC-3030ハウジングセット
¥120,000相当)も無くしたらしいのです。バカ旦那にバカ嫁です。
そのうちこんな状況下でもダイビングを楽しんでいたアラン&アニエスが現われ、
彼らにとっては地獄に仏、スレートに「Help us we will follow you」と書
いて助けを請うたらしいのです。アランはお荷物二人を従えながらもダイビング
を続行しようとしたらしいが、アニエスにたしなめられ渋々浮上、これがM夫妻
奇跡の生還劇の顛末です。Mさん夫妻には緊急事態での判断力が欠如しているよ
うです。今回はかすり傷とデジカメ紛失で済みましたが、今後命まで落すこと無
いよう、ダイビングを楽しんでもらいたいものです。
母船に戻り話を聞いた希世子さんはこのダイビングをカウントに入れないことを
約束してくれた。太っ腹です。1本は1本、黙っていればオプショナルダイビン
グとして14人分US$350も入ったのに?俺なら知らんふりして売上増やすのに!!
この後アランは希世子さんにM夫妻救出劇を自信満万にフランス語でまくしたて
たらしい?
ブルーシャーク号で飼っているオームの「ファーファ」と遊ぶアラン
P1010067.jpg
P1010070.jpg

ブルーシャーク号と愉快な仲間達⑬

エピソード(5)ウツボに噛まれて出血大慌て②

Tさんもこの時の模様をご自身のホームページで書いておられます。
以下に紹介します。(またまた無断掲載でごめんなさい。)
中央の眼鏡の方がTさん
ha-gaku03.jpg
 「ダイビングをしている」と人に話すと、「サメ見たことある?」「ウミヘビはいないの?」「ウツボに噛まれたりしない?」この3つの質問をいままでに何回されたことだろうか。
 「人を襲う可能性があるサメはいるけど、ホオジロザメとかタイガーシャークとかほんの一部のサメだし、めったに海の中で会うことはないんですよ。それにサメはスキューバの空気の泡が嫌いらしいし」「ウミヘビは沖縄などによくいるけど、毒を持っていても、口の中にくわえた獲物をしびれさせるものらしくて、人間がウミヘビの口の中に指でも入れなければ、噛まれることもないようです。」「ウツボはどこにでもいるけど、ウツボのほうから襲ってきたことはないですね。」 いつも質問されるので、その答えも出来上がっていた。モルジブのクルーズで初めて見たジンベイザメの余韻が残っている翌日、マンタねらいのダイビングをした。「ランガリマディバル」というポイント。この時期かなりの確率で見れるということなので、期待してダイビングドーニに乗り込んだ。ポイントに着いてすぐ、きよこさんが「もうそこにマンタがいる」と指さした。ボートの上からも2つの黒い影を確認することができた。あわててエントリーする準備をした。マンタがどこかへ行ってしまわないうちに早くエントリーしよう。しかしその心配は必要なかった。エントリーするとすぐにマンタが視界に飛び込んできた。その後もゆったりと泳ぎ回り私たちの目を楽しませてくれた。近くまで寄ることが出来たので、写真を撮りまくった。さらにマンタの数は増え、視界に5~6匹同時に入ってきた。フィッシュアイにも同時に5匹のマンタが入ったのだが、なんとフィルムがなかった。 バディが「ウツボに噛まれた」と言ってきた。傷口は小さく、心配するほどで
はない。「めずらしいことがあるもんだな」と思ったが、マンタの乱舞に気持ちは戻っていった。「痛っ」と感じて、左手に目をやったら、ウツボがするすると自分の穴に後ずさりしていく。左手を見るとしっかりと噛みあとがついていた。血が出ていた。水中で見る血は緑色と聞いていたので、血をしぼりだして確かめてみることにし
た。緑というより黒だった。でもよく見ると緑がかった黒だった。マンタを見るときに、体を安定させるために岩を指先でつかむ(というより「つまむ」というかんじ)。サンゴをつかむことはしないし、サンゴ保護のためグローブもしない。どうしても必要なときに岩を指先でつまむ。その指をウツボが噛んでくれたのだ。ウツボが穴から顔を出していれば、その近くの岩をつまんだりしない。ウツボは穴のなかに隠れていて、人が穴の近くの岩をつまむと出てきて、パクッと噛んですぐに穴のなかに逃げるのだ。なんてやつだ。 ボートに戻ったら4人がウツボに噛まれたことがわかった。TAMAさんは指から血が流れていた。

 「ウツボに噛まれたりしない?」
 「はい。モルジブで噛まれました。」
 「サメ見たことある?」
 「はい。噛まれたこともあります。」と答えなくていいように気をつけよう。

ブルーシャーク号と愉快な仲間達⑫

エピソード(5)ウツボに噛まれて出血大慌て①
前項の1本目のマンタと遭遇した時の逸話である。うまい具合に姿勢がとれず
写真が撮れずイライラしていた時の出来事です。根に向かい右手で小岩をつか
み左右上下のマンタを眺め、右後方から現われたマンタに向かい身体を反転さ
せ右手を岩場についた瞬間である。ビリッという身体中に電気が走るような痛
みを覚え、右手を目の前に持ってきます。見るも無残小指の付け根の腹から黒
く緑っぽいものがドクドクと流れ出ているのです。瞬間に岩場に目を落とせば
今まさに私に噛みついたウツボが「なんだテメー文句あっか!!」ってな顔し
て眼飛ばしています。あまり大きくはなく細めのウツボです。ものすごく喧嘩
っ早そうな顔つきをしてます。「何がマンタだ!俺にも関心を示せ!」とでも
言っているかのようです。
私に噛み付いた憎きウツボ野郎
Blue-S085.jpg
今の状況を誰かに知ってもらいたい!出血して、動揺した私はちょいパニック
です。メインガイドのカズミさんの所に擦り寄り、右手をかざしジェスチャー
でウツボに噛まれた状況を伝えます。彼女は極めて冷静でした。特に驚いた様
子も見せずジェスチャーで「どうする?すぐ上がる?」と聞いてきます。彼女
にしてみれば、今まさに20枚近くのマンタが乱舞している最中に全く迷惑な
話なのです。所詮人事なのです。冷たいです。(グスン!!)その気配を察した賢
い私はOK大丈夫とサインを出し一件落着、私としてもこのハプニングを誰かに
伝えた事で一安心したのです。その後出血もすぐ治まりマンタに熱中する事が
出来ました。
上がってみると傷跡は歯型が4~5本、手のひら側の1ヶ所がけっこう深い。
ちょっと動かすと血が滲んできます。聞けばTさんも軽く噛まれ、Mさんの奥
さんにいたっては足首をウエットスーツ越しに噛まれ傷跡もクッキリ残ってい
ました。
「マリングローブをしていたら出血まではしなかっただろうに。」とも思いま
したがそんな事口には出せません。希世子さんが「あー そう言えばここはウ
ツボが多く、気が荒いのよね!」などとおっしゃっています。

「そんな事は今言わずに、エントリー前のブリーフィングで注意してよ!!」

とまた言葉を飲み込みます。

ブルーシャーク号と愉快な仲間達⑪

エピソード(4)2本連続でマンタ拝見
明けて1/8(火)皆は昨日のジンベイザメの興奮が未だ覚めやらぬままで
ある。今日の1本目はスタート時間が比較的遅い午前8時15分、昨夜停泊
したところから1時間程移動した「Rangali Madivaru」通称マンタポイン
トと言われるほどのマンタが出る確立が高い所です。ドーニがポイントに到
着するとブリーフィングが始まります。マンタが出た場合の注意事項です。
追いかけない、近づかない、触らない、上に来たら息ごらえをしてマンタに
泡が当たらないようにする。などなど。
エントリー直前、希世子さんが下方を見ながら「あら マンタが居るわ!!」
といとも簡単におっしゃる。入ってみると大小さまざまのマンタが大乱舞で
我々を迎えてくれます。濁りが酷く透明度は悪いが迫力満点です。ちょっと
流れが入っているので姿勢が難しい。中世浮力が取れていると流れに翻弄さ
れて撮影がうまく出来ません。BCの空気を抜き気味にして壁に身体を押し
付けて固定して両手でカメラを構える。そんな事してたらガイドさん(モッ
チャン)がダイビングベルをチリチリ鳴らし、イエローカードならぬ警告を
発してきます。ベルが何度もチリチリ鳴らされると短気な私はちょっとキレ
そうになり「チリチリうるせーんだよ!!タコ」とレギュをくわえながら罵
ります。
私をふくめて皆は利き手で珊瑚以外の小岩をつまみ流れに体をフラフラさせ
ながら、上下左右から現われるマンタを観察しつづけます。こんな状況じゃ
狙いどおりの写真を撮るなんて不可能に近い話です。左手で小岩をつかみ右
手はハウジングを押さえ人差し指でシャッターボタンを半押しにしてピント
を合わせ、フレームにマンタがうまい具合に入った瞬間シャッターを切る。
そんな芸当私には出来ません。こんな時はガイドさんの目を盗んでマンタが
側に来た瞬間岩から体を解き放ち、身体を自由にして両手でしっかりとカメ
ラを抱え、数枚撮り終えたらまた何食わぬ顔して小岩をつかみます。「まー
これぐらいは許してもらわなければ!!」
そんなこんなで潜水時間55分間の大半がマンタを見て過ごした中身の濃い
1本であった。
全部で20枚は居たんじゃないかなー?
マンタ満開の充実ダイビング
Blue-S050.jpg
Blue-S058.jpg
3時間休憩して午後0時半再び同じポイントにマンタ狙いでチャレンジしま
す。前半は「本当にさっきと同じポイントか?」と思われるほど何も出ない
ダイビング「今回はハズレか?」と諦め始めた頃またマンタがすーっと現わ
れてきます。今度は先ほどより枚数は多くない。「こんなにシャッターチャ
ンスに恵まれているのに何で満足の出来る写真が撮れないんだろう?」自分
のセンスの無さに情けなさを感じます。
船に戻りさあ昼食という時再びジンベイザメが現われ全員がスノーケルでド
ボン、今度はデジカメの電池切れで撮影不可、がっかりです。昨日のと比べ
体長も5mぐらいとちょっと小さめ、マダラ模様も違い少し若いように見え
ます。

本当にモルディブは凄いところです!!

ブルーシャーク号と愉快な仲間達⑩

エピソード(3)生まれて初めてジンベイザメに遭遇②

以下はブルーシャーク号で一緒した逗子の高校教師、Tさんのホームページに
掲載されていたジンベイ遭遇時の手に汗握るドキュメントです。無断掲載で御
免なさい。

2002.1.7 ジンベイザメに遭遇
ダイビングクルーズ船ブルーシャークは、南マーレ環礁でのダイビングを終え、アリ環礁へ向けて外海を航海していた。2002年1月7日。
「追い風だからそんなに揺れないよ」というブルーシャーククルーズ代表のきよこさんの話だったので、カメラのメンテナンスとフィルム交換をした。船はいつのまにか揺れ始めていた。揺れないと言っても、やはり外海なのだ。これくらいの揺れは揺れに入らないということなのだ。細かい作業をしていたので、少し気分が悪くなっていた。
アリ環礁に着いた。ダンゲティコーナーというポイントで今日2本目のダイビング。「気持ち悪いから早く海へ入ろう」船酔いをしているときは早く海中に逃げるに限る。ウメイロモドキに似たイエローバックの群、クマザサハナムロの群が視界いっぱいに右へ左へ向きを変えながら泳いでいた。モルジブというとジンベイザメやマンタ、マダラトビエイなど大物を期待するのであるが、グルクン系の群は他の海とスケールが違い「これぞモルジブ」と思っているのは、自分だけだろうか。岩のすきまにゴシキエビがいた。でかい。これだけでかいとなぜか、「食べたい」という気持ちにならない。ムスジコショウダイの群がいた。コショウダイがいると必ずシャッターを切る。好きなんだなコショウダイ。エキジットしてシャーワーを浴び、着替えてから食堂へ行くと、今一緒に潜った人たちが数人くつろぎ今までに潜った海の話をしていた。

 「コスメルはカリブ海の固有種ばっかりでおもしろかった。」
 「なまずの一種のおもしろい顔をした魚がいて、すっごく可愛いんだ。」
 「トラックっておもしろい?」
 「沈船とゼロ戦だね。おどろおどろしいよ。」
 「そういうのが好きな人はたまらないね。」

船の階段を登ったり降りたり、走りまわったり、何か大きな声が聞こえる。
 「なになにどうしたの?えっえっジンベイザメが出た!」
明らかに船の中の空気が変わった。「自分は今何をすべきなんだろう」頭の中を整理しながら、体を動かす。 船酔いが残っていて、すこし気分が悪い。でもそんなこと言ってられない。
 「海水パンツは履いてないけど、短パンでいいや。」
カメラを持ってデッキへ上がる。ブーツとフィンを履き、マスクを着ける。
 「しまった。シュノーケルがない。」
ダイビングのときは、いつもシュノーケルは付けない。岩穴に顔を突っ込んで写真を撮るときに、シュノーケルが岩に当たる。沈殿物が海中に漂いそのまま写真を撮ると、浮遊物いっぱいの写真になってしまうのだ。もうひとつの理由は、激流のときシュノーケルがビュンビュン揺すられるのが好きじゃない。シュノーケルは船室にある。おそらくスーツケースの中にある。スーツケースは鍵がかかっている。取りに行っているうちにジンベイはどこかへ行ってしまうだろう。シュノーケルはあきらめて、海に飛び込んだ。もう殆んど全員ジンベイを追いかけていた。
ジンベイが見えた。念願のジンベイザメが自分の目で見れた。これは自然の海のなかのジンベイだぞ。いけすの中じゃないぞ。やっぱりでっかいな。などと思っていたらジンベイは小さくなってしまった。しぼんでしまった。そうじゃない。遠くへ離れていってしまった。しかし他の人たちはみんなジンベイと一緒に泳いでいる。自分だけが取り残された。もう一度追いつこうとフィンキックするが、息が苦しい。顔を水面に上げて呼吸する。もう一度ジンベイを捜すと、さらに遠くへ行ってしまった。
情けない気持ちで水面に浮いていたら、ブルーシャークの小型ボートが来た。モルジブ人のクルーが船に乗れと言う。溺れていると思われたのかな。このままクルーズ船に戻されるのかな。心配しながらボートに上がった。
ボートに乗るとジンベイを目指して走り始めた。やったやった。もう一度トライできる。ボートはジンベイの進路の前に出た。カメラを持ったまま海に跳びこんだ。
「うわっジンベイがいる。それもこっちに向かってくる。シャッター切ろう。いやもっと近づいてからだ。でもストロボ使っていないからチャージ時間を心配しなくてもいいんだ。あっもう近くまで来ちっやった。枠に入らない。どうしよう。とにかくシャッター切ろう。よし1枚撮ったぞ。2枚撮ったぞ。あー行っちゃった。」
水面で休んでいたらボートが来たので乗った。モルジブ人クルーが「また行くよ」と言う。ボートはジンベイの前へまわり、カメラを持って跳びこんだ。苦しいけど水中に潜り、ジンベイが来るのを待った。正面から写真が撮れた。そして水面休息。ボートが来て、上がった。もういいかな。頭が痛くなってきた。モルジブ人クルーは「また行くよ」と言う。ここでやめたら後悔する。と思い、三度水中へ。今度はジンベイが右に曲がって行っちゃった。そしてボートに上がる。ああ楽しかった。でも頭が痛い。気持ちが悪い。クルーは「行くよ」と言う。もういいかなという顔をすると、クルーは「何これくらいでやめちゃうのか」という顔をする。そんな顔をされると行かないわけにはいかない。4回目の水中へ。もうへとへとだ。なんだかわからないけど写真は撮った。そしてボートへ。ボートへ上がるのもけっこう体力がいる。フィンキックを思い切りして、持ち上がった瞬間両手でボートのへりをつかみ体を引き上げる。頭が痛い。気持ちが悪い。ボートはまたジンベイの前へ。「もうどうでもいいや」と海に跳びこむ。シュノーケルがないので呼吸するためにフィンキックするから、それが疲れる。またなんとか写真は撮った。そしてボートの上へ。「もう行かない」と断言した。モルジブ人クルーの目は「お前はよくやった。」と言っていた


Tさんが撮ったジンベイさん
jinbe42.jpg