ブルーシャーク号と愉快な仲間達⑭
- 2012.05.13 19:24
- Cat:旅行
エピソード(6)幻の沈船ダイビング、M夫妻奇跡の生還
それは1/9(水)3本目の「ハラベリレック」という沈船ダイビングでの出来
事だった。ガイドはカズミさんとモッチャンがそれぞれチームを率います。希世
子さんはお休みです。沈船は深さ20m~30mの海底に横たわっているらしい。
エントリーすると海面付近は白濁していて視界が10m以下、方向感覚を失いそ
うになります。辛うじてカズミさんの鳴らすダイビングベルに導かれメインガイ
ドのもとへ、この時同じグループのHさん夫妻、Sさん夫妻、私、ガイドのカズ
ミさんの6人は何とかひとかたまりでいた。ただ一人、同じグループのはずのA
さんがみあたらない。とりあえずカズミさんの指示で潜行、深く行けば行くほど
流れが強くなります。水深24mほどの根にしがみつき流れと戦いながらメイン
ガイド、カズミさんの指示を待ちます。状況は最悪です。流れに翻弄されっぱな
しでダイビングを楽しむどころではないのです。根からかすかに沈没船の船体が
確認できます。けっこう大きい船です。近くにアラン&アニエス、モッチャング
ループのT夫妻、M夫妻の姿も見られますが、モッチャンやガクちゃん、Rさん
の姿は見当たりません。
この時点でガイドのカズミさんはダイビング続行不可能ということで、浮上のサ
インを出します。カズミさん、私、H夫妻、S夫妻の6名は手に手を取り合って
輪になりながら浮上して行きます。浮上速度がちょっと速いように感じられます。
私「ちょっとヤバいんじゃないの?」と思いながらも速度を落そうと試みるが、
私一人の力じゃどうにもならない。「まー 緊急事態だからしょうがないか?」
25m近くまで行ったんだけど十分な安全停止も行えないまま海面へ到着、まも
なくT夫妻も浮上してきました。Sさんの奥さんなどは両手にウエイトベルトを
抱えています。「外れたのかしら?」
ピックアップしに来たドーニにはAさん、ガクちゃん、Rさん、モッチャンの姿
が確認できます。ドーニに上がって話を聞くと、4人はエントリーしたもののあ
まりの状況の悪さに潜行をあきらめ、ドーニに上がって待っていたそうなのです。
賢明な判断だったと思います。
回りを見渡せばアラン&アニエス、M夫妻の姿がみあたりません。アラン&アニ
エスはベテランだから大丈夫だとしてM夫妻が心配です。全員で目を凝らし海面
を見渡し、浮いているダイバーを捜します。時間は刻々と経過して行きます。遠
くで海面からチラチラ出て見える岩がダイバーに見えてしょうがありません。2
0分ほど経過した頃4人のダイバーが15mほど先の海面に浮かんできます。ドー
ニで待っている全員が「あー 良かった!!」と胸をなでおろします。
アラン&アニエスはいつも通り平気な顔で私の前を通って行きますが、M夫妻は
青白い顔をして放心状態です。二人とも手のひらが傷だらけで、薄ら血もにじん
でいます。Mさんの旦那はカズミサンの浮上のサインを見ていたらしい。それで
は何故すぐ浮上してこなかったのか???それは奥さんのSさんに原因があった
のです。この若奥さんかなりのマイペース人間、団体行動ができないタイプの人
かも知れない?
ここから先は私個人の想像です。この時彼女は旦那の「上がろう」というサイン
にも関わらず、「せっかくここまで来てなんで上がらなくちゃならないのよ!!」
てなかんじで、旦那を無視して独りで沈船に向かったのだろう?ここで旦那は嫁
を殴りつけてでも浮上させなければならなかったのです。若くて可愛い嫁に頭が
あがらなくて、こんな緊急事態でも奥さんのわがままに目をつぶらなければなら
なかったのです。二人で何とか沈船にたどり着いたものの流れは強くなるばかり、
錆びれた船体に捉まりながら流れの弱い隅にうずくまっていたのです。両手の怪
我はこの時に負ったものらしい。
それから私と同じオリンパスのデジカメ(オリンパスC-3030ハウジングセット
¥120,000相当)も無くしたらしいのです。バカ旦那にバカ嫁です。
そのうちこんな状況下でもダイビングを楽しんでいたアラン&アニエスが現われ、
彼らにとっては地獄に仏、スレートに「Help us we will follow you」と書
いて助けを請うたらしいのです。アランはお荷物二人を従えながらもダイビング
を続行しようとしたらしいが、アニエスにたしなめられ渋々浮上、これがM夫妻
奇跡の生還劇の顛末です。Mさん夫妻には緊急事態での判断力が欠如しているよ
うです。今回はかすり傷とデジカメ紛失で済みましたが、今後命まで落すこと無
いよう、ダイビングを楽しんでもらいたいものです。
母船に戻り話を聞いた希世子さんはこのダイビングをカウントに入れないことを
約束してくれた。太っ腹です。1本は1本、黙っていればオプショナルダイビン
グとして14人分US$350も入ったのに?俺なら知らんふりして売上増やすのに!!
この後アランは希世子さんにM夫妻救出劇を自信満万にフランス語でまくしたて
たらしい?
ブルーシャーク号で飼っているオームの「ファーファ」と遊ぶアラン


それは1/9(水)3本目の「ハラベリレック」という沈船ダイビングでの出来
事だった。ガイドはカズミさんとモッチャンがそれぞれチームを率います。希世
子さんはお休みです。沈船は深さ20m~30mの海底に横たわっているらしい。
エントリーすると海面付近は白濁していて視界が10m以下、方向感覚を失いそ
うになります。辛うじてカズミさんの鳴らすダイビングベルに導かれメインガイ
ドのもとへ、この時同じグループのHさん夫妻、Sさん夫妻、私、ガイドのカズ
ミさんの6人は何とかひとかたまりでいた。ただ一人、同じグループのはずのA
さんがみあたらない。とりあえずカズミさんの指示で潜行、深く行けば行くほど
流れが強くなります。水深24mほどの根にしがみつき流れと戦いながらメイン
ガイド、カズミさんの指示を待ちます。状況は最悪です。流れに翻弄されっぱな
しでダイビングを楽しむどころではないのです。根からかすかに沈没船の船体が
確認できます。けっこう大きい船です。近くにアラン&アニエス、モッチャング
ループのT夫妻、M夫妻の姿も見られますが、モッチャンやガクちゃん、Rさん
の姿は見当たりません。
この時点でガイドのカズミさんはダイビング続行不可能ということで、浮上のサ
インを出します。カズミさん、私、H夫妻、S夫妻の6名は手に手を取り合って
輪になりながら浮上して行きます。浮上速度がちょっと速いように感じられます。
私「ちょっとヤバいんじゃないの?」と思いながらも速度を落そうと試みるが、
私一人の力じゃどうにもならない。「まー 緊急事態だからしょうがないか?」
25m近くまで行ったんだけど十分な安全停止も行えないまま海面へ到着、まも
なくT夫妻も浮上してきました。Sさんの奥さんなどは両手にウエイトベルトを
抱えています。「外れたのかしら?」
ピックアップしに来たドーニにはAさん、ガクちゃん、Rさん、モッチャンの姿
が確認できます。ドーニに上がって話を聞くと、4人はエントリーしたもののあ
まりの状況の悪さに潜行をあきらめ、ドーニに上がって待っていたそうなのです。
賢明な判断だったと思います。
回りを見渡せばアラン&アニエス、M夫妻の姿がみあたりません。アラン&アニ
エスはベテランだから大丈夫だとしてM夫妻が心配です。全員で目を凝らし海面
を見渡し、浮いているダイバーを捜します。時間は刻々と経過して行きます。遠
くで海面からチラチラ出て見える岩がダイバーに見えてしょうがありません。2
0分ほど経過した頃4人のダイバーが15mほど先の海面に浮かんできます。ドー
ニで待っている全員が「あー 良かった!!」と胸をなでおろします。
アラン&アニエスはいつも通り平気な顔で私の前を通って行きますが、M夫妻は
青白い顔をして放心状態です。二人とも手のひらが傷だらけで、薄ら血もにじん
でいます。Mさんの旦那はカズミサンの浮上のサインを見ていたらしい。それで
は何故すぐ浮上してこなかったのか???それは奥さんのSさんに原因があった
のです。この若奥さんかなりのマイペース人間、団体行動ができないタイプの人
かも知れない?
ここから先は私個人の想像です。この時彼女は旦那の「上がろう」というサイン
にも関わらず、「せっかくここまで来てなんで上がらなくちゃならないのよ!!」
てなかんじで、旦那を無視して独りで沈船に向かったのだろう?ここで旦那は嫁
を殴りつけてでも浮上させなければならなかったのです。若くて可愛い嫁に頭が
あがらなくて、こんな緊急事態でも奥さんのわがままに目をつぶらなければなら
なかったのです。二人で何とか沈船にたどり着いたものの流れは強くなるばかり、
錆びれた船体に捉まりながら流れの弱い隅にうずくまっていたのです。両手の怪
我はこの時に負ったものらしい。
それから私と同じオリンパスのデジカメ(オリンパスC-3030ハウジングセット
¥120,000相当)も無くしたらしいのです。バカ旦那にバカ嫁です。
そのうちこんな状況下でもダイビングを楽しんでいたアラン&アニエスが現われ、
彼らにとっては地獄に仏、スレートに「Help us we will follow you」と書
いて助けを請うたらしいのです。アランはお荷物二人を従えながらもダイビング
を続行しようとしたらしいが、アニエスにたしなめられ渋々浮上、これがM夫妻
奇跡の生還劇の顛末です。Mさん夫妻には緊急事態での判断力が欠如しているよ
うです。今回はかすり傷とデジカメ紛失で済みましたが、今後命まで落すこと無
いよう、ダイビングを楽しんでもらいたいものです。
母船に戻り話を聞いた希世子さんはこのダイビングをカウントに入れないことを
約束してくれた。太っ腹です。1本は1本、黙っていればオプショナルダイビン
グとして14人分US$350も入ったのに?俺なら知らんふりして売上増やすのに!!
この後アランは希世子さんにM夫妻救出劇を自信満万にフランス語でまくしたて
たらしい?
ブルーシャーク号で飼っているオームの「ファーファ」と遊ぶアラン







