メキシコの冬を舐めんなよ!⑮

1本目と2本目の休息移動中にガイドの原さんとちょっと世間話、彼は
大学を出てから印刷業界に就職し営業に配属された。ダイビングは学生
時代からはじめていて、週末はそれなりにダイビングを楽しんでいた。
でも一般社会ではダイビングを趣味に持つ人はまだそれほど多くなく、
むしろゴルフとかが一般的に受け入れられた時代のようでした。ゴルフ
も酒も博打も一切やらない彼は社内では完全に浮いた存在になったよう
です。そこで一念発起してインストラクターの資格を取得してフィジー
で5年、コスメルで3年目の現在にいったっているのです。
「急に自分の経歴なんか話だしたのは、同じ日本人で同じ匂いを感じた
私に心を開いたからなのかなー?」
とっても親切で人でした。リコンファームの仕方が分からないと話すと
旅行会社の地図を描いてくれるし、「なんか温かいスープが飲みたい!」
とわががま言うと、旨いミネストローネを食べさせてくれるイタリアン
レストランの場所を教えてくれます。また風邪で調子の悪さを訴えると、
ドラックストアの地図を描いてくれ「ビタミン剤をたっぷり捕って夜遊
びせずに早く寝ることです。」などと適切なアドバイスもしてくれます。
今日なんかは自分の所有している図鑑を持ってきてくれ、カリブ海の珍
種な魚達をいろいろ説明してくれるのです。真面目なはなし体調不良の
この数日間、彼が居なかったら旅をこれだけ楽しめたかどうか分かりま
せん。「ムーチャス グラシャス 原大介」「これからもこのコスメル
で頑張って下さい。」

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